『ウェディング・デイ』
花嫁の控室。
純白のウェディングドレスをやっと纏うことができた。
立ち上がりくるりと回る。
揺れるレースの裾。
ひとりでに顔がほころぶ。
私は着付け係の人に「ちょっとトイレに行ってきます」と言って部屋を出た。
急いで廊下突き当たりの「多目的トイレ」に向かう。
トイレは「使用中」になっていた。
ドアをノックし、中に声を掛ける。
「私よ」
ドアのロックが外された。
急いで中に入り、直ぐドアに鍵をかけた。
待っていたタキシード姿の彼の首に腕を回す。
貪るように舌を絡める。
「遅かったじゃないか……もう待ちきれないよ……ほら」
彼がレースの手袋をはめた私の手を、自分の股間に導く。
そこはもう硬く熱く上を向いているのがわかった。
彼が急いで自分のベルトを外す。
私はステンレスの手すりを両手で掴むと、彼に後ろを見せた。
彼が幾重にも重なったレースの裾を、もどかしそうにまくり上げる。
パンティーが荒々しく引き下ろされる。
彼の熱い先端が当てられた。
すぐさま、押し入ってきた。
私ももう準備が出来ていた。
「ああっ!」
私は自分の口を塞ぐ。
彼が乱暴に突き上げる。
彼のはいつもより硬く、いつもより熱い。
凄い興奮しているのがわかる。
私も同じ……ああっ、こんな日にこんな姿で彼からされるなんて……。
「ずっと待ってたんだこの日を……ウェディングドレス姿の君を犯すようにするのが夢だったんだ……やっとその夢が叶った……」
彼はそう言いながら、まさにレイプするように後ろから激しく突く。
「あっ! だめっ! いやっ!」
そう声を上げると、もっと犯されている気分になる。
「ああっ!、もうだめだ! 出すぞ、中に出すぞ!」
「だめよっ! だめっ! だめっ!」
「いいじゃないかっ! 今日から君は……今日から君は……ああっ、だめだっ! 出るっ! 出るっ!」
そう言い放った途端、彼のものが、中で更に硬く膨れ上がり、跳ね上がった。
彼がそれをもっと私の奥に突き刺す。
「あああっ!」
塞いだ口から声がほとばしる。
彼の硬い先端が私のその場所でとどまり、何度も何度も脈打つ。
私の中が彼の体温で満たされていく。
ああ……いいわ、いっぱい出して……。
だって……今日から私は……あなたの知らない男のお嫁さんになるんだから……。
完