『誕生日プレゼント』
彼は浴室から濡れた体のまま出てきた。
脂肪の見えない引き締まった身体。
そこを直線に流れ落ちる雫。
腰に巻いた小さな清潔そうなタオル。
そのタオルの中央が水平に持ち上がっている。
二十歳の男の身体。
繁華街で拾ったの。
今日二十歳になったから、友だちとお酒飲みに来たんだって。
私はベッドの上でもう裸になってた。
私に覆いかぶさる彼。
舌を私の唇に差し込みながら、胸を荒々しく揉む。
硬く熱いものが私の太ももを擦る。
彼の口が乳房に吸い付き、そして徐々に下に降りて行く。
私の太ももを両側に押し広げ、その中央にむしゃぶりつく。
荒々しい舌使い。
テクニックなんてない。
自分がしたいことをしてるだけ。
無理もないわ、二十歳なんだもの。
私もそんな時期があった。
でもそれはほんの一瞬よ。
慌てないで……もっと素敵な誕生日にしてあげたいの。
私は上半身を起こすと、彼に仰向けに寝るよう促した。
彼のおへそに付くくらいに反り返っているものを握る。
垂直になるよう手で支える。
すごいバネ。
手を離すとまた跳ね戻ってしまいそう。
先端はピンク色にぱんぱんに張りつめ、部屋の光を反射するくらい。
太さはないけど……すごい、硬い。
親指で先の小さな穴の回りを、そこから出てきた透明な液ととも円を描くように擦る。
彼の口から「うっ」といううめき声が漏れる。
かわいい……。
自分がしたいことをするだけじゃなく、相手が喜ぶことをするのも興奮するのよ。
彼の目を見つめながら彼の先端を頬張る。
頬をへこまし、吸引しながら、彼の裏側に舌を押し当て、顔を上下する。
「はっ……気持ちいい……だめっ……」
女の子のようなうめき声を上げる。
彼のつるつるした皮の袋が小さく硬く縮こまる。
もう限界みたい。
私は口を離すと「来て」と言って彼に向かって脚を広げた。
彼のものに手を添え、私の入り口に導く。
私の上に倒れ込む彼。
彼の硬さが私の中を簡単に押し広げ、一気に奥まで入ってきた。
すぐさま荒々しく私を突き上げる。
自分がしたいことをしてるだけ。
ほどなくして、彼が低いうめき声を上げた。
次の瞬間、彼が私の中で何度も力強く脈打った。
彼の私の上に崩れ落ちる。
私は彼の頭を撫でながら、彼の唇をねだる。
舌を絡め合ううちに徐々に彼の硬さが戻ってきた。
すごいわ……。
彼の目を見つめる。
「いいわよ……好きなだけ、いっぱいして……」
彼がまた激しく動きだした。
プレゼントよ。
今日は素敵な誕生日にしてあげたいの。
おめでとう。
二回目の二十歳を迎えた私。
完