『妻を尋問』

大人の読み物,小説


妻の真希が浮気をしました。
それも一ヶ月も前のことです。
今、白状しました。
最近、妻の様子がおかしいと思ったのです。
深夜にスマホのバイブは鳴るし……多分ラインだと思います。
今までそんなことはありませんでした。
あと、この間、通販会社から下着を買っていました。
結構派手目で、今まで付けていたのと、大分方向性が違うように思われました。
香水の匂いも変わりました。
以前より、濃い艶かしい匂いがします。
それに、決定的なのは、アンダーヘアの手入れがしてあったことです。
そんなことは結婚してから初めてです。
生え際が少し剃られ、面積が小さくなって、更に毛全体が短くなっています。
ちくちくと、短い毛が口の周りに当たったので、それでわかったのです。
私はその状況証拠を妻に突きつけ、問い詰めました。
正直に言ってみろと、でないと離婚だ、と。
妻はおそるおそる語り始めました。
先月、妻の会社の忘年会が隣の県の温泉ホテルで盛大に行われたのです。
そのときだそうです。
相手は妻の同僚の男です。
妻は36歳です。
男は私と同じ40歳です。
妻は高校を卒業してすぐに今の会社に就職しましたから、その同僚とは、私よりも長いつきあいになるのでしょう。
私も何かの折り、その男に会ったことがあります。
でも妻には、私が初めての男です。
それは間違いありません。
初めて妻を抱いたとき、その“証し”がありましたから。
宴会が終わったときだったと言います。。
妻は酔っていました。
宴会場から離れたトイレ行って、出て来た時です。
同僚の男もトイレから出てきたそうです。
男も大分酔っていたみたいです。
二人は何気ない会話をしながら、帰りの廊下を歩いてました。
薄暗い階段の登り口に来たとき、突然男は、妻の手を取ると、その暗い階段下に連れて行きました。
妻はとっさのことで、酔ってもいたし、無理な抵抗もせず、手を引かれるままについて行きました。
階段下の薄暗い狭いスペースで、妻は男から抱きしめられ、キスをされました。
舌が差し込まれ、浴衣の胸元に手を入れられました。
妻は浴衣の下は、下着しか付けていませんでした。
ブラジャーの上から胸を揉まれました。
妻は、戸惑いながらも、その舌の動きに応じてしまったそうです。
そのうちブラジャーの隙間から手を入れられ、乳首をいじられました。
舌を絡め合い、乳首をいじられると、彼女は全身から力が抜けてしまいました。
妻の下腹部に男の硬いものが当たりました。
熱さも伝わってきました。
今度は妻は、いきなり後ろ向きにされました。
後ろからブラジャーを上にずらされ、両手で荒々しく胸を揉みしだかれました。
そうしながら、首筋を舐められました。
妻のお尻に男の硬くて熱いものがぴったりと押しつけられました。
男が妻の浴衣の前を全部はだけました。
帯はそのままでした。
はだけた前から手を入れられ、パンティーの上からその部分をいじられました。
パンティーの上の隙間から手が入ってきます。
陰毛を掻き分け、妻の真下の溝に指を滑り込ませ、なぞってきました。
妻はもう、恥ずかしいほど濡れてしまっていました。
男が、そのことを指摘しました。
いやらしく、耳元で。
妻は、それに答えず、いやいやをするように無言で首を振りましたが、どんどん濡れていくのがわかったそうです。
妻は壁に手を突かされました。
浴衣のすそをまくられました。
腰を引っ張られ、お尻を突き出す姿勢にされました。
脚を開かせられました。
パンティーがお尻の下まで、ずり下げられます。
男の熱く硬いものが、妻の濡れた割れ目に直に押し当てられました。
男のものが妻の濡れた割れ目に二、三度縦に擦りつけられたかと思うと直ぐ挿入してきました。
彼女のは、もう、ぐちょぐちょで、男のものが難なく入りました。
そして躊躇なく奥まで侵入してきました。
男の口から思わず言葉漏れました。
「おぅ……すごい……締まる……」
そして男は妻の中で動き出しました。
突かれながら、また後ろから両方の胸を乱暴に揉まれました。
「締まる……すごい締まる……気持ちいいよ……真希……すごい、いい……」
と何度も耳元で、妻よ呼び捨てにし、その中を褒めました。
そう言われると、妻は何も考えられなくなるほど興奮しました。
「気持ちいい?」と聞かれ、何度も首を縦に降りました。
妻の中を動く男のものは、私のより太く、長かったそうです。
それに同じバックからされるのでも、挿入する角度、突き方が違うと言っていました。
全然違うと。
ものも違うので、中を擦られる部分と奥の当たる部分も違うと言うのです。
男の腰の動きがだんだん速くなりました。
男は妻の浴衣の帯を掴んで、後ろに引っ張り、揺さぶりながら、激しく突いてきました。
妻はそれで、あえなく絶頂に達してしまったと言うのです。
ほんの2、3分で。
男もそのすぐあと
「出るっ、出るっ!」
と声を上げると、自分のものを抜いて、妻のお尻に乗せ、そこに放出しました。
お尻に掛かったものは、すごい熱かったと、妻は言っていました。
妻にはお尻の上に出されたのは、初めての経験だったのです。
私は妻にバックで“外出し”したことはありません。
男が出したものは、男が自分の浴衣の裾で拭きました。
そのあと、その場所でしばらく抱き合ってキスをしていました。
「その男とは一回だけか?」
私は妻を問い詰めました。
「ごめんなさい……実は二回目なの……あっ……離婚だけは許して……」
「なんだと! 二回目はいつだ?」
「ああっ……二回目はね……あんっ……昨日なの……昨日、会社の飲み会あったでしょ?」
「どこでだ?」
「あんっ……彼の車の中で……ああっ……それも今、言わなきゃだめ?」
私の執拗な責めに、妻は苦しそうな声でまた白状しました。
「なんだとっ……車の中だと?」
私の我慢もそろそろ限界に来ていました。
私は妻に追い討ちをかけました。
「お前は本当は淫乱な女だったんだな! 今まで猫をかぶっていたんだな! 違うのかっ! どうだっ!」
「あんっ! 違うっ! あなた、違うの、全然違うのっ!」
妻が泣きそうな声を上げました。
「ああ、いつものあなたと、全然違うっ! 違う人とやってるみたい!」
私はもう限界でした。
「あっ、だめだっ! 出る! 出るっっ!」
私は妻から抜くと、妻のお尻の上に抜いたものを乗せました。
放ちました。
初めて妻にバックで外出したのです。
それは、今までになく大量に出ました。
「ああ、熱い……ねえ、あなた離婚だけは許して……でも……来週の土曜、また会社の新年会があるの……行ってもいい?」
妻が私におそるおそる訊ねます。
私は荒い息のなか、断固とした口調で妻に言いました。
「行ってもいいが、離婚されたくなかったら、毎回、必ず報告するんだぞ! いいな!」

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