『マイホーム』
あなたが単身赴任してから三ヶ月。
子供達が巣立ってしまったあなたの家で、あなたの奥さんだけの生活になった。
あなたの稼いだ金で建てた立派なマイホーム。
あなたの堅実な趣味がうかがわれる書斎と寝室。
もったいないことだ。
こんな立派な家を建てて、こんな素敵な奥さんをもらって、家に居ないなんて。
あなたの奥さんは、本当にすばらしい。
近所でもまさに良妻賢母で通っている。
生真面目で笑顔の素敵な女性だ。
あなたの前でもそうなのだろうか?
でも私の前では違う。
俺の鼻先には、奥さんの大きめのひだが、これからの事を期待して濡れて開いている。
濃いめの長い陰毛、そこに見え隠れする硬くなった大きめの突起が、俺の舌を待っている。
ゆっくりとそれを舐め上げる。
彼女の身体がうねり始める。
その時、奥さんは恥ずかしい声を上げて、俺の頭を自分に抑えつけてくるんだ。
こんなこと、されたことはない、と言っていた。
そして叫ぶんだ。
俺の名を。
出会ったころ戸惑っていた彼女だったが、次第に自分の中に眠っていた女が目覚めてきた。
今では素直に俺の前に女をさらけ出してくれる。
羞恥心を煽られることに悦びを感じることも、自分で気づいたようだ。
あなたの知らない女だ。
あなたの奥さんとこうなれて、実に光栄だ。
子供達を育てあげ、今は立派にあなたの留守を守り、そして素敵な女として花開いた。
あなたに感謝しなければならない。
あなたがこのチャンスを与えてくれたことを。
奥さん、叫んでるよ、お願い、もう、入れて、って。
俺のものを握り、俺を潤んだ目で見つめながら、自分で両脚を広げ待ってる。
俺はあなたの奥さんが望むとおりにしてやる。
俺のを深々と体内にくわえ込むと、その悦びに絶叫し、俺にしがみつく。
その口を塞ぎ、舌を絡める。
小刻みに奥を突き上げる。
あなたの奥さんが好きな体位だ。
そしてしばらくすると、早くも一回目の懇願。
お願い、一緒に、一緒にいって、と。
今日も、中にいっぱいちょうだい、と。
俺は奥さんの望みとおりしてやる。
俺のものがあなたの奥さんの中で爆発する、その時、奥さんは自分の中で俺のものが跳ね上がるリズムに合わせるように、顔を起き上がらせる。
そして至福のときを迎える。
ゆっくりと脱力して、そのあと、少しの間、眠りにつくんだ。
俺のおんぼろアパートで。
あんな立派なマイホームがあると言うのに。
完